葉わさびと感覚のなす術

  • 2017.04.17 Monday
  • 18:35

葉わさびのしょうゆ漬けを作りました。

たまたまスーパーの農家直送コーナーに並んでいて、手に取った葉わさび。

 

どんな調理法かも知らないけれど、小さい時に奈良の吉野の親戚が送ってくれていたわさびのしょうゆ漬けができるのではないかと思ったため。

父方の故郷の奈良の吉野は水がきれいなところ。

毎年時期が来ると送ってくれたしょうゆ漬けが食卓に並び、母に「辛いから!」と怒られながら食べた大好きな食べ物です。

でも作り方が難しいらしく、葉わさびを送ってもらっても母は辛みを出せなかったようで、親戚に電話で聞いていたのを覚えています。そんな感じで、年々作る親戚も他界し、祖母もいつも辛みを出せずだったので、祖母からも習う事ができなかった母は作り方を覚えられぬまま、そのうちわさびのしょうゆ漬けは、小泉家の食卓から姿を消した訳ですが。

 

情報社会とは便利な物で、検索すると知っている人がレシピをあげてくれています。

恐らく母がわからなかった、一部の処理の仕方が数字で記されていました。

 

「80度で10秒。」

 

数字で伝えると、誰にでも確実に伝わります。

数字に変換できるものは、きっとそれが便利。

恐らく母は、辛いわさび漬けをつくれるおじさんから

「熱めのお湯でしばらく浸けて・・・」とか曖昧な感じで習ったのだと思う。

まぁ10秒はわかるとしても、恐らくおじさんは温度計など使ってなかっただろうから、

熱め、、な感じの曖昧な言葉で教えたはず。

 

温度計が無い場合を考えてみたら、以前、60度だったか70度の湯の熱さを

「指を入れて、1秒であちっとなったら60度」と言った人がいたのを思い出しました。

素晴らしい。

その感覚を習得するのに試行錯誤を重ねたに違いない一コマを垣間みた時、光のような感動を得ます。

まぁ、あちっとなる感覚には個体差があると思うので、数字ほど確実ではないにせよ、

温度計の無い時でもお湯の大体の温度がわかるんだもの。

 

すべての感覚がそのまま数字になれば良いのだけれど、数字にならない物もあります。

そこをどう言葉で伝えるか。

最近、面白いなと思っている分野です。

それを表現する日本語の語彙が少ない!と思っていたのだけれど、そうじゃない。

言葉を使う私が未熟だったのです。

 

長くなりましたが、葉わさびのしょうゆ漬け、

初回で辛みが出たのを良い事に、母に自慢の電話をし(軽くいやがらせ含)、

さらに作ろうとスーパーに行ったら、今日はありませんでした。

この前あったのは、はたまたまだったのかもしれません。

もしくは母の呪い・・・。

 

今日も良い1日を!

 

 

こじままい

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